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浜松北高地学部天文班 - スポンサーサイト
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2002.02.22 光害2008年-5
5 RGBフィルタを用いた光害を及ぼす光源の種類の推定
1.はじめに
 光害の原因となる光源には特定の色があるので、光源ごとにこの色を調べれば光害の原因となる光源の種類を特定できるのではないか、という研究が10年前の浜松北高地学部天文班で行われた。ある地域での光源の種類を特定できれば、その地域における光害の強さのデータと比較することによってどんな光源が光害に対してどの程度の影響を与えているかを推測することができるようになるからである。そして、そのときからの浜松市内の光害の推移を調べてみようと思い立ち、私たちは10年前と同じ方法で調査をすることにした。

2.実験方法
 まず、浜松市内で、アンケート結果により光害の強度が違うと思われる6地点を選び、その観測地点で赤・緑・青の3枚のフィルタを直接カメラに取り付けて、モノクロフィルムに撮影し、そのネガフィルムをスライドプロジェクターでスクリーンに投影した。ネガフィルムを照度計で測定し、赤・緑・青のパーセンテージを出し、光の色を分析した。

3.結果
 この研究では三成分を平面で表示する必要があるので、それに適している方法、三角ダイヤグラムを利用することにする。三角ダイヤグラムとは三つのデータを参照にして結果を求めたいときに一番適切な表示方法である。
 読み方は三角形の頂点に近づくほどその頂点の割合が大きくなり、逆に頂点の反対側にある辺に近づくほどその成分が小さくなる。従って、頂点が100%、底辺が0%となる。
三角ダイヤグラム結果1  三角ダイヤグラム結果2
三角ダイヤグラム資料
この十年前のデータと今回得られた三角ダイヤグラムのデータを比較することによってある地域で使われている光源の種類を特定できる。
しかし、観測した6地点での結果の色を三角ダイヤグラムで三色に成分分析したところ、どの地点の成分もほぼ重心というデータを得ることになってしまった。
10年前のデータでは地区ごとに点の位置が分散していたので、この結果は意外なものになった。

4.考察
 10年前の論文にあった蛍光灯・水銀灯・ナトリウム・白熱電球の成分分析のデータと今回得られたデータを照合してみたところ、今回のデータは上に挙げた光源4つの中間ほどに位置していた。このことからも浜松市内では4つの光源の分布に特徴がないことが分かる。
つまり、いろいろな光源が使われているということが言えるのではないだろうか。

5.今後の課題
 今回は、浜松市内の6地点で結果にほとんど差が出ず、前回と比べて明確な結論が得られない結果になった。今後は、さらに明確な結論が得られるように調査地点を増やす必要がある。また、写真撮影時の月や雲の影響が結果に誤差を与えていると考えられるので、その影響を少なくする工夫も必要である。
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